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祝島に滞在して その四 [祝島]

港でレンタサイクルを借りて、海沿いの道を走ります。

祝島に向かうフェリーの中に、
地図が載っているパンフレットが置いてありまして、
自由に持ち帰ることが出来ます。
これを頂きました。
島内のことが詳しく書かれていまして、
非常に役に立ちました。

地図を見ながら、サイクリングです。

海沿いの道は、風がきついです。
自転車がなかなか前に進みません。
景色を楽しみながら、
自転車を漕ぎます。

広い道があって、
自動車もそれ程走りませんから、
気楽にサイクリングが出来ます。

どこへ向かったかと申しますと、
P4010344.jpg
豚のいるところです。

祝島の氏本農園は、
映画でも名高いのですが、
豚を放牧しています。

豚のいる畑が島に何ヶ所もあります。

氏本さんに伺った話では、

豚を、肉として、効率よく出荷するには、
身動きができない程の小さな檻に入れるそうです。
そして、
豚の目の前に、ベルトコンベアでエサを流して、
排泄物は、お尻の下にあるベルトコンベアで、流れて行くようにする。

運動もさせず、
ただひたすらエサを食べた豚は、
すぐに太りますから、
早く出荷出来ます。

しかし、
人間でいうと、
運動不足の成人病の豚ですから、
内蔵はボロボロで、
ホルモンとしては、出荷できない体になっているそうです。

その点、
祝島の豚は、
体つきも立派、
顔もべっぴんです。

景色の綺麗なところに住み、
島内から持ち寄られる残飯を食べ、
走り回って暮らしていますから、
ストレスもないでしょう。

時間をかけて、自然に大きくなります。
実際に、お肉も頂きましたが美味しかったです。

豚が雑草地を、
綺麗に耕して、
糞を撒いて、良い畑に変えてくれます。

豚はまた別の雑草地に引っ越しをして、
豚が作ってくれた畑で、作物を育てる。

その作物は人間が食べ、
残飯は豚が食べる。

循環型の農業です。

P4010353.jpg
畑から飛び出さないように、
電気柵もあります。
ソーラーパネルの電力を使用しています。

この豚の姿を見て、
食事のこと、
環境のこと、
未来の社会のことを考えました。

氏本農園・祝島だより

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金環日食Twitterまとめ投稿 2012/06.. ブログトップ

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