Twitterまとめ投稿 2019/05/16 [twitter]
nanko_kyokudou箕面の一知里邸での講談会。季節が変われば邸内の植木の色も変わり、5月になって青々とした植物が美しかったです。今日は矢頭右衛門七と小田小右衛門で1時間でした。深刻な話が多い義士の中でも、比較的滑稽なお話。楽しく喋らせて頂きました。05/15 21:30 nanko_kyokudou明日16日は「高岡美樹のべっぴんラジオ」で講談CDの宣伝をする予定です。ラジオ大阪に行くのも久しぶりです。聞いて下さいね。ラジオ大阪、AM1314kHz/FM91.9MHz 午後3時~5時まで生放送です。05/15 23:49 nanko_kyokudou「南湖流・若い人のための実践的怪談講座」と題して、文章を書いてみました。先日、東京で行われた「古典怪談会 温故知新 いにしえを訪ねて」に呼んで頂きました。いたこ28号さん、牛抱せん夏さんとの座談会の中で、怪談を語るコツなどを、講談師としての視点から話をさせて頂きました。05/16 00:11 nanko_kyokudou私自身も勉強になることも多く、また終演後、若いお客さんが「これまで漫然と怪談を語っていましたので、非常に参考になりました」と言ってくれたので、補足を加えながらここにまとめることにしました。05/16 00:12 nanko_kyokudouあくまで私のやり方、視点です。これから怪談を語ってみようかなと考えている若い人向けに書いています。怪談師の数だけ考え方、やり方があると思います。講談師として20年やってきた経験の中で気付いたことがあります。少しでも、怪談に興味を持っている若い方の参考になれば幸いです。05/16 00:16 nanko_kyokudou怪談は話の内容と、語りの二つの要素があります。これは車の車輪如し。片輪だけ良くて、片輪がパンクしていては動きません。両輪が揃って、上手く回転すると怖い怪談になります。話の内容が怖く、語りが上手。これが一番怖いでしょう。最終的にはここを目指します。05/16 00:20 nanko_kyokudou次に、話の内容が怖く、語りが下手。これも怖いでしょう。その次。話の内容が怖くなく、語りが上手。これはどうでしょう。でも意外と怖くなるかもわかりません。例えば、スマホの取扱説明書を恐ろしい口調で読み上げると、多分、怖いと思います。怖くないですかね。どうでしょう。05/16 00:21 nanko_kyokudou最後に、内容が怖くなく、語りが下手。でも、最初は皆、ここからスタートです。この講座はこういう方に向けて書いています。もっと具体的に言えば、怪談初心者の方が、この文章を参考にして、怪談コンテストで一回戦突破できれば、嬉しいですね。05/16 00:22 nanko_kyokudouまず最初に、話の内容に関しては、私は何も言うことはありません。古典怪談については考えることもありますが、実話怪談については、長く怪談をされている方が多くいますので、そういう方の怪談会に足を運んだり、怪談に詳しい方に話を聞いたり、本やDVDで勉強して下さい。05/16 00:24 nanko_kyokudouさて、ここからが「南湖流実践的怪談講座」です。怪談の語りに関して、大事なことはいくつかありますが、簡単にまとめると、7つありました。1記憶、2ゆっくり話す、3目線、4間、5リズム、6しぐさ、7経験。05/16 00:27 nanko_kyokudou1記憶。まず怪談の内容を台本に書きます。そして、それを一言一句覚える。これがスタートです。怪談を100話知っているという方は、一言一句覚えるのは大変でしょうが、怪談初心者で、10話ほどしか知りませんという方は、その怪談を大切にして、台本を作成して下さい。05/16 00:28 nanko_kyokudou文章を推敲して、吟味すれば、いい台本が出来上がると思います。それを一言一句覚えます。覚えるコツは、繰り返し声に出して読むことです。読んでいれば自然と覚えます。そして、繰り返し読むことで、リズムが悪いところや、手直しする部分も見つかると思います。まずは完全に覚えることが大事です。05/16 00:28
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