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四十歳の決意 その一 未来の為に [講談]

四十歳になりました。
光陰矢の如しで、アッという間に歳を取っていきます。

後十年、二十年と、講談を続けていけば、
何とか一人前の講談師になれるんじゃないかと思っておりますが、
まだまだ下手なので、高座から下りる度毎に、嫌になりますが、
去年よりは少し上達しておりますので、
希望がないわけではなく、
未来に向けて、続けていくしかないと思っています。

どうか末永く応援して頂けますと有難いです。

さて、私自身が精進し続けるのは、当然として、
次に未来の為に、考えているのは、後継者を育成すること。

講談という芸能は、とにかく時間がかかり、
一朝一夕に身につくものではありません。

幼少の頃から、講談に親しんで、
小学生の時に、講談の二、三本も読めて、
中学卒業して、そのまま入門し、
それから半世紀、努力を怠らず、
長生きして、やがて大名人と呼ばれる。

それが講談師の本来の姿だと思います。

戦前には、そういう講談師もいたでしょうが、
平成の時代では、幼少の頃から、生の講談に触れている人はほとんどいません。

1、生の講談に触れる機会がない。
2,講談に触れる機会がないから、講談師になろうと思わない。
3,講談師になろうと思わないから、講談師が増えない。
4,講談師が増えないから、生の講談に触れる機会がない。

という負のスパイラルから、抜け出す方法を考えていかなればいけません。

それにはまず、講談師の人数を増やすこと、
後継者を育成することが大切です。

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