SSブログ

皆既日食 [皆既日食]

地球と太陽の間に月が入って、太陽の姿が月で隠れる現象が皆既日食。

「日本書紀」の中に、天照大神が天岩戸に隠れ、
世の中が真っ暗闇に包まれるという有名なお話がありますが、
実はこれ、皆既日食であると、江戸の儒学者、荻生徂徠が言っております。

日本列島で皆既日食を観測できる機会はなかなかありません。
前回は1963年。
北海道で観測できましたが、私はまだ生まれておりません。

それから四十六年が経った今年、七月二十二日(水)。
種子島南部、屋久島、トカラ列島、奄美大島北部で観測できます。

今回の皆既日食が世界的な注目を浴びているのは、その長さです。
六分三十三秒。
今世紀最長です。
悪石島では六分二十五秒、観測できます。
あくせきじまと読みます。
平家の落人伝説がある島です。
この島のことは、「美女とネズミと神々の島 かくれていた日本」(秋吉茂著)に詳しく書かれています。
面白いルポタージュです。
いつか行きたい島です。

この日食を体験したいと思いましたが、
旅行会社のツアーは結構なお値段です。
安くて三十万円程、高いのになると百四十万円もします。

次の皆既日食は二十六年後の2035年。
北陸から北関東で観測できます。
ちなみに関西で観測できるのは2947年。
一体何年後でしょうか?
やはり今年行きたいですね。

悪石島は、入島制限をしていますので、ツアー客でなければ上陸できませんが、
奄美大島は、大きな島ですので、宿も充実しており、個人手配でも行くことが出来ます。

飛行機を手配してみると、JALの直行便が取れました。
往復で四万五千円。
宿を探してみると、キャンプ場がありました。
キャンプ代は五千円。
飛行機代と宿代、合わせて五万円。
ツアーよりは随分安いです。

丁度、この時、奄美大島では、「奄美皆既日食音楽祭」が開催されます。
皆既日食と音楽が一緒に楽しめます。
これは素敵です。

楽しみになってきましたが、テント生活は、子供の時分に家族でキャンプしてから、一度もやっておりません。
大丈夫でしょうか。

しかも、奄美大島の夏です。
暑いでしょう。
テントの中は一体何度になるのでしょうか?
台風やゲリラ豪雨が来たらどうしよう?
ハブに遭遇したらどうしよう?

さてさて、一体どうなるでしょうか。
答えは一ヶ月後。


美女とネズミと神々の島―かくれていた日本 (1964年)



共通テーマ:旅行

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。