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読売新聞 [講談]

明日2月25日の読売新聞夕刊、
「演芸百景」というコーナーに、南湖の記事が出ます。
ご覧下さい。

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講談とバリの絵巻 [講談]

インドネシア・バリ島には、ワヤン・ベベルという芸能があるそうです。
ガムランを鳴らしながら、絵巻を見せ、物語を語る芸能です。

ワヤン・クリという影絵芝居は非常に有名ですが、
影絵ではなく、絵巻物のワヤン・ベベルは有名ではないそうです。

今回、バリの絵巻と日本の講談を組み合わせて公演がやってみようということになりました。
二回に渡って、神戸学院大学の地域研究センターで、公演を行いました。
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題材は、「スタソマ」。
作者は、14世紀の詩人で、タントゥラル。

インドネシアの国章に、
「Bhinneka Tunggal Ika(ビンネカ・トゥンガル・イカ)」という文言があります。
日本語訳は、多様性の中の統一。

インドネシアの人口は世界第四位。
約2億4千万人。
その中に、300種族もいる。
そうですから、多様性の中の統一というスローガンが出来たのだと思います。

この文言を作ったのが、タントゥラルです。

「スタソマ」の主人公であるスタソマ王子は、実は釈迦の生まれ変わりなのですが、
この王子が修行をして、
世界を平和にするという物語です。

シヴァ神やガネーシャなど、ヒンドゥー教の神様も登場します。

仏教とヒンドゥー教が混じりあった面白い物語です。

絵巻が非常に美しいです。

これからも、公演を重ねて行く予定です。

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真田幸村の再放送 [講談]

昨年放送されて大好評だった番組が、再放送されます。
真田幸村の講談をやっていますので、ぜひご覧下さい。

2013年1月28日(月)17時00分~18時00分 
NHKBSプレミアム BS歴史館「炎の突撃!真田幸村 戦国最後の華~苦難を越える勇気~」

http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012038421SA000/?capid=sns002


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小学校で講談体験 [講談]

京都市立朱雀第三小学校で講談体験授業を行いました。

京都駅の近くという繁華な場所でも、
京都の町は落ち着いています。

景観条例があるので、
町並みが美しいです。

六年生二クラスが多目的室に集まって、
講談体験をしました。

京都のまつわる講談を聞いた後、
簡単な講談の歴史や、
講談とは何かというお話。

その後、生徒や先生にも実際に声を出して、
講談を体験してもらいます。

生徒たちは吸収が早く、
密度の高い時間を過ごし、
90分の授業がアッという間に終わりました。

質問コーナーを設けると、
次から次へと手が挙げました。

講談の未来は明るいと思える瞬間でした。

小学校で講談をする機会が年に数回あります。

学校やPTAの要望で、
一年生から六年生全員参加したいという声がありますと、
私としては、なかなか断れないのですが、
やはりベストなのは、
全校生徒じゃなくて、一学年だと実感しました。

一年生は去年まで幼稚園児で、
まだまだ幼児ですが、
六年生はもう中学寸前で、
大人に近いです。

一年生と六年生では、
知識も、体力も、理解度も違いますので、
一緒にやるのは難しいです。

勿論、全員が楽しめる講談もあるはずなのですが、
それよりも、やはり学年を絞って頂いた方が、
より的確に、生徒に合わせた方法で、講談体験ができると思います。

しかしながら、講談師を学校に呼ぶ機会は、
そうそうあるもんじゃないですから、
「折角なので、全校生徒に聞かせたい」
という気持ちもよく分かります。

子供の前で、
講談ができるのは、
非常に有難く、またこちらも楽しいので、
学校関係の方は、気軽に声をかけて下さい。

授業の最後に、
「楽しかったですか?」
と尋ねると、
全員が手を挙げて、
「楽しかったです」
と答えてくれました。

私も楽しかったです。

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佐賀の怪猫 [講談]

佐賀猫騒動、
別名、鍋島の怪猫、あるいは、佐賀の夜桜とも申しますが、

江戸時代、今から三百年程前、
佐賀・鍋島藩で起こった化け猫騒動の講談です。

この物語を「イルミタイ講談会」で、読み続けています。

現在、第四回が終了しました。

化け猫も登場し、
怪しい出来事が次から次へと起こり、
いよいよ物語が盛り上がってきました。

1953年には、
入江たか子主演で「怪談佐賀屋敷」という映画も公開されており、
半世紀以上前には、非常に有名な物語ですが、
今では、あまり知られていない珍しい話になっていますので、
こんな物語を読み続けることも、
意義があると思っています。

途中から聞いても、
十分楽しめるようになっていますので、
足を運んで頂けましたら幸いです。

終演後には、南湖を囲んでの親睦会もあります。

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講談ワークショップ [講談]

月に一回行っている講談ワークショップ&怪談師養成講座が、今年もスタートしました。

講談志望の方が3名。
怪談志望の方が2名。

女性4名、
男性1名、計5名の参加者です。

習い事は女性の方が積極的のようです。

私が録音機に講談を吹き込んで、
生徒さんがその講談を覚えてきて、
皆の前で発表して、
私が指導していくという講座です。

生徒さんが覚えている講談は、
講談の基礎「修羅場・三方ヶ原軍記」や、
「市川白猿」
「曽呂利怪談話」
「明治百物語」などです。

次回のお稽古は2月1日(金)19時より、
場所は日本橋・妖精妖怪カフェ「イミルタイ」。

生徒さんの発表会は、
3月17日(日)14時からあります。

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南北伝より 血染の太鼓 [講談]

繁昌亭で行われた「なんやかんやの会」に出演させて頂きました。
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新作講談という依頼でしたので、
新作の会かと思えば、
他の出演者は全員古典でしたので、
古典落語の中に、一人だけ新作講談が混じっていて、
成程「なんやかんやの会」だなあと思いました。

私の講談で、
新作と古典の割合は、
おそらく2対8ぐらいで、
圧倒的に古典の方が多いです。

これまで作ってきた新作は100作品程になり、
その作品の多くは一度口演しただけで、
そのままお蔵入りとなってしまっています。

わずか20作品程が、何度か再演していますが、
どんな場所でも、
どんな年齢層の客層でも、
口演可能な作品となると、
さらに少なくなります。

近年作った作品では、
『血染の太鼓』と『祝島 原発反対三十年』ぐらいかも分かりません。

『血染の太鼓』という講談は、
兄弟子南北先生の高校時代を縦糸に、
高校野球史に残る名勝負の一つ、
1973年春の高校選抜野球大会、
江川卓の作新学院と達川光男の広島商業の熱戦を横糸にした物語です。

この講談は、
大阪、東京、名古屋、徳島、
どこでやっても、
南北先生のことを知らない客層でも、
喜んで頂ける作品になっています。

終わってから、
「南北先生の講談を聞いてみたいです」
という感想を頂くと、
非常に嬉しくなります。

後輩の私がこんなことを言うのはおかしいのですが、
南北先生の講談は絶品です。

先日、天満講談席で口演された、
南北先生の「夜もすがら検校」は、まさに名人芸で、
百人の人が聞けば、百人とも涙を流す講談なのですが、
残念ながら、講談という芸能自体が、
世間に認知されていませんので、
残念ながら、百人のお客さんが聞くということはありません。

私の芸などはまだまだですが、
名人芸の講談を聞かずに、一生を終えることは非常にもったいない気がします。

もっとも、講談を聞かずとも、良い人生を送ることもできるのですが、
それでもやはり、素晴らしい講談を聞けば、人生が少しだけ豊かになると思います。

人生を少し豊かなものにするための、
講談会の入場料の千円、二千円というのは、
非常にお得だと思います。

そんなこんな考えながらの、繁昌亭の出番でした。

さて、
次こそは最高傑作を作ろうという意気込みで行われている、
オール新作ネタ下ろしの会「できちゃったらくご!」は今月30日です。

1/30(水)
第63回『できちゃったらくご!』
会場/新世界・動楽亭
開場/18:00 開演/18:30
料金/前売1500円・当日2000円
出演/桂あやめ、桂三風、月亭遊方、桂三金、笑福亭たま、旭堂南湖

私は、満を持しての「南陵伝」です。
これだけ新作を作ってきた今なら、
師匠の波乱万丈の人生をご紹介できると思います。

ぜひお越し下さい。

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上方講談協会のてぬぐい [講談]

上方講談協会でてぬぐいを作りました。
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それぞれの名前と、旭堂の紋が入っております。
三色あります。
ブルー、えんじ、グリーン。

一枚千円で販売しております。
本染めです。
手触りもいいです。
限定品ですので、数に限りがございます。

講談会で販売しております。
必要な方は、声をかけて下さい。
通信販売はしておりませんが、
メールで一報頂けますと、
お越しになる会に、持参しようと思います。


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渋谷公演 [講談]

来週、東京で講談をします。

1/14(月・祝)
『新春くろすろうど講談会』
会場/東京・渋谷クロスロード
http://www.crossroads-ss.info/map.html
開場/17:30 開演/18:00
料金/2000円(1ドリンク別)
出演/旭堂南湖「本能寺の変」「お楽しみ」

修羅場がたっぷり入った「これぞ講談」という「本能寺の変」。
じっくり聞いていただきます。

関東の方は、どうかお越し下さいませ。

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2013年 [講談]

本年もどうか宜しくお願いします。

昨年、やり遂げたかったことが多くあったのですが、
その十分の一も出来なかったように思います。

今年は四十歳になります。
びっくりですね。

この間、成人式に行ってきたと思っていたのですが、
それから、もう二十年です。

不惑の年と申しますから、
迷わず、講談師として、講談界発展のために、尽くしたいと思います。

写真は、お正月にご一緒したオモカゲ一座さんが披露された「ツチノコのミイラ」です。
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へび年ですね。


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