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初代快楽亭ブラックリスペクト企画があります。 [講談]

『初代快楽亭ブラック没後90年特別企画』徳徳亭連続講談席~
会場/徳徳亭
料金/前売1500円・当日2000円

第1回 1/11(土)開場/13:30 開演/14:00
出演/旭堂南湖「発端・フランス革命で巴里脱出」、「お楽しみ」

第2回1/13(月・祝)開場/13:30 開演/14:00
出演/旭堂南湖「佳境・男爵と娘の結婚」、「お楽しみ」

第3回1/15(水)開場/18:30 開演/19:00
出演/旭堂南湖「大団円・テムズ川の悲劇」、「お楽しみ」

初代快楽亭ブラック没後90年企画です。
初代ブラックは名人・三遊亭円朝と同時期に活躍した英国人の芸人です。
落語家という印象が強い快楽亭ブラックですが、松林伯円という講談師の弟子なのです。
ブラックの作品は落語というよりもむしろ講談です。
現代では、初代ブラック作品を上演している人はほとんどいません。
その功績を再評価する企画です。

初代快楽亭ブラックとはどんな人?

1858年12月22日、オーストラリア出身。本名はヘンリー・ジェイムズ・ブラック。
英人ブラック、快楽亭ブラック、石井ブラックを名乗る。
父親は幕末時代の日本で発行されていた英字新聞の記者。
父を追って来日し、明治、大正時代に活躍した講談師、落語家、奇術師、ミステリ作家。
ブラックの「幻燈」という作品は掌紋を犯罪証拠として扱った作品。
現代では掌紋(指紋)が犯罪証拠になることは誰でも知っていますが当時は一般的事実ではなく、
世界的にも先駆的であった為、江戸川乱歩が大絶賛。
ちなみに初代は変態ではありません。

「探偵講談」(ブラック作)はこんな作品です。

フランス革命の時代。
主人公はフランス人の沢辺男爵。
原作のママです。当時は、日本の観客に分かりやすいように外国人でも日本人名になっています。
沢辺男爵はイギリスに亡命。
そこである女を女房にしたが、やがて、妻を置き去りにして、フランスに帰国。
沢辺男爵は酷いですね。
男爵で立派なのはじゃがいもぐらいです。
後に残された妻は双子の男の子を産んだが、貧しさで育てきれずに一人は捨て子に。
捨てられたのは丈治。金貸しのところに奉公します。
親元に残ったのは次郎吉。こいつはごろつき。
ここで犯罪事件が起きる。
双子ならではの驚愕のトリックを見破れるか!
(簡単に見破れると思います)

三日連続公演じゃないのはなぜですか?

よく聞かれる質問ですが、毎日だとしんどいので、一日ずつ休憩を入れました。
昼、昼、夜公演の三日間です。
お間違いなく。

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