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皆既日食の為のキャンプ練習 [皆既日食]

奄美大島でキャンプをしながら、皆既日食の日を待ちます。

小学生の頃、夏休み、春休みには、必ず家族でキャンプに行って、登山をしておりました。
テントを張って、飯盒でご飯を炊いて、夜は寝袋の中に潜り込んで寝ます。
楽しかったです。

キャンプに出掛ける前は、必ず庭にテントを張って、部品が不足していないか、テントに穴が開いていないか調べるのですが、
小学生の頃、一度、庭に張ったテントで寝ることにしました。
テントで寝ると、虫の声、風の音、夜の闇を肌で感じることが出来ます。
三十分ぐらいテントの中にいたのですが、どうもお化けで出てきたら怖いので、テントから家に戻りました。
家の中は安心できます。

さて、今度、皆既日食を見に行くために、持ち運びができる小さなテントを買いました。
昔のテントは大きかったですが、今のテントは小さいですね。
鞄の中に入ります。
家の中でテントを張ってみました。
流石に畳みの上にペグを打ち込むことは出来ませんが、簡単に張ることが出来ます。
中に入ると、テントの臭いがしました。

「懐かしいなあ」

ビニールの臭いというのか、テント独特の臭いです。

次にエアーマットを買いました。
テントだけでは快適に眠れません。
テントの中に入ってみると、地面が平らではないことを改めて知ります。
アスファルトの平らな道を、底の分厚い靴を履いて歩いていると、ほとんど気付きませんが、
地球の表面はデコボコです。

テントの中にマットを敷いて、その上に横になると、背中が痛くありません。
近頃はエアーマットというのが出ています。
栓を開けると、マットに空気が入ります。
不思議ですね。
浮き輪などは栓を開けると、空気が抜けるのですが、
エアーマットは栓を開けると、空気が入ります。
どういう原理になっているのでしょうか。

そして、寝袋を買いました。
夜は寒くなるので、寝袋があった方が良いです。
寝袋の中に入ると、蓑虫になった気分で楽しいです。

まあ、最低限、これぐらいあればキャンプは出来るでしょう。
奄美大島はお店もあるので、食事の心配はしなくてもいいようです。

さて、用意は整いましたが、どこにテントを張りましょうか。
庭はありませんし、キャンプ場もお金が掛かりますし、公園でテントを張る勇気はありません。

結局、気を使わない「実家の庭」に決めました。
ここなら、お金も払わなくていいですし、ご飯も出てきますし、
何より、お化けが出てきそうになったら、部屋の布団で眠ればいいですし。

十五分程でテントを張れました。
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簡単ですね。

家に戻って、ご飯を食べて、辺りが暗くなった頃に、テントに入ります。
テントは網になっていて、思ったよりは風が通って涼しいのですが、
寝袋に入ると、ちょっと暑いです。

虫の声、蛙の鳴き声、遠くから聞こえる電車の音。
懐かしいですね。
子供の時分から、ずっと聞いていた実家の音です。

実家を出て、大阪で一人暮らしを始めたのが十八歳の時。
それから十八年が経ちました。
早いものですね。

昔のことを思い出しておりました。

久しぶりのテントだからか、なかなか眠れません。
テントから出て、部屋の布団で寝ようかなとも思いましたが、
奄美大島ではそういう訳に行きませんから、
テントの中で頑張ります。

結局、眠ったのが、午前三時頃。
で、ハッと目覚めたのが、午前五時半。

「ま、眩しい」

テントの中は朝日が眩しいです。
午前七時頃まで、それでも、ゴロゴロとしていたのですが、徐々に暑くなって来まして、寝ていることも出来ません。

「奄美大島は大変だぞ」
と思いました。

六月の滋賀県で、これだけ暑いのですから、
七月の奄美大島では、もっと暑いでしょう。

さてさて、大丈夫でしょうか。

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